叱っても失敗は無くならない

失敗した部下を怒鳴るのは 時間と労力のムダ

taisou

仕事の中で失敗に出会ったなら、貴方はどのように対処しますか? 目覚ましが鳴らなくて会社に遅れた部下に対して、「馬鹿もん!寝坊をして遅れた? たるんでいるからだ! 顔でも洗って出直してこい!」と怒鳴ってみても始まらない。 まず、本人に事情を聞かなければならない。 「夜更かしをしました」 「目覚ましを一個しか用意していませんでした」 「一人住まいですから」 「手持ちのお金がありませんでした」 「焦ってしまって、すぐ会社へ連絡することを思いつきませんでした」こんな弁解から、再発を防止する方策がいろいろと思い浮かぶにちがいない。 「早く寝るようにしましょう」 「複数の目覚ましを用意しなければなりませんね」 「身内か友人にモーニングコールを頼む手もありますよ」 「タクシーを利用できるように小金をいつも用意しておいてください」 「すぐに会社に連絡して、被害を最小限にとどめるようにしましょう」 つまり、失敗というのは人間らしさのあらわれなので、叱ったり罰したりして抑えようとしても効果は一時的なものでしかない。失敗の発生要因をきちんと見つけだして解決しないことには再発防止にはならないのである。

【失敗を活かす技術より】

 我々は、失敗や事故があると、ついつい責任を追及したがる癖がある。責任の追求が第1で原因の究明や再発の防止は後回し、下手をすると「お前に全責任があるんだ」とばかりに怒鳴りまくって、責任追及だけで一件落着と思い込んでしまうことも少なくない。 ましてや、自分の感情や思い込みで叱っても、原因の追求にはならないし、叱られている当事者も「聞く耳を持たない」と言う事になってしまう。 我々は、誰もがミスをし失敗を起してしまうものである。失敗を乗り越えてはじめて成長しているのである。次に失敗をしないように、もし失敗をしても最小限の被害で食い止められるようにしなければならない。 その為には、叱る者も叱られる者も冷静に事態を把握し分析し対処方法を決めて、互いに納得してこそ、叱りの効果が現れるのである。

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