ルール違反

落書きの放置は殺人事件に発展する ゆるみの放置は組織をマヒさせる

jyuuki

一時期、JRや私鉄が深夜に止めている列車の車体に漫画を画くいたずらが多発して、これが流行になるような気配があった。 事態を重く見たJRや私鉄は、夜通し見張りをたて犯人を捕らえ、車体の塗装費用や車輌が使えなかった為の損失等、多額の金額を弁償させたので、この悪い風潮はすぐに消滅した。  ニューヨーク市の地下鉄でも、かつて車体に落書きをするのが流行った、イタズラだからと放置していたところ、治安がどんどん悪化し、ついには殺人事件も多発した。 このため警察や司法当局が協力し落書きを追放し、治安も回復したのは有名な話です。 駅や繁華街の広場に、最初の1、2台の駐輪を許していると、短期間に5台10台と増えつづけ、遂には手が付けられない程大量の放置自転車が、広場を占領してしまいます。 職場の安全管理についても、横着心による短絡行動など、災害発生のもとになる小さなルール違反をこれくらいならいいだろうと黙認すれば、そのルール違反はエスカレートして、ルールを守らない事が当然の事のように日常化し、どんどん大きくなって歯止めが効かなくなっていく。 このような職場では、整理整頓も行き届かなく、常に雑然とした状態で安全設備の状態も悪化する。安全教育の機会も充分ではないだろうから、皆を集めようにも時間は守られず、集まっても私語が絶えない無法状況となることが多い。 いざ職場の規律を高めようとしても、誰も言うことは聞き入れないし、ルールを守らせるのに、大変大きな労力を費やしても効果は上がらないのである。 これとは反対に、最初から小さなルール違反も注意を与え是正させている職場は、ルールを守る事が当たり前の状態となり、働く者は日常的にルール通りの行動が出来るようになる。職場も常に整頓されたきれいな状態となり、安全設備も乱れる事がない。 このような職場では、安全教育や行事も活発に行う事が出来、効果も上がる。労せずして安全管理は、充分なものとなるのである。 人は基本的に楽をしたい生き物であるが、習慣性もある。一度、習慣になった行動は苦労や横着心もなくなる、逆に習慣になった行動を変えてしまうと、不安感や物足りなさを感じるようになる。 ルールを習慣的な行動にしてしまえば、それは押し付けられている行動ではなく、個人の自然な行動となるのである。

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